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新版 日露国境交渉史 北方領土返還への道 (角川選書 386) 単行本 – 2005/10/27

4.5 5つ星のうち4.5 8個の評価

ダブルポイント 詳細
一向に決着のつかない北方領土問題に解決の目安はあるのか。幕末から今にいたる日本とロシアとの北方領土、国境確定の交渉の歴史を、客観的に明らかにするとともに、解決にむけての具体的提言を示す。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川学芸出版; 新版 (2005/10/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/10/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 356ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4047033863
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4047033863
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 8個の評価

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木村 汎
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年7月14日に日本でレビュー済み
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著者は北方領土問題に関する「四島一括返還論」の代表的論客であり、本書はその主張を展開した最も代表的な著作であろう。

和田春樹氏及び岩下明裕氏、それに木村汎氏とそれぞれ立場の異なる研究者の著作を読んで理解できたことは、歯舞・色丹の2島に関しては、日本の主権の及ぶ範囲を定めたサンフランシスコ講和条約で日本が放棄に同意した「千島列島(クリル諸島)」に含まれないこと、それ故にソ連(ロシア)がこれら2島に対して主権を主張する根拠がないこと、したがって、歯舞・色丹が日本に返還されるべきだということである。この点については3者の意見は一致している(ソ連及びその後継国であるロシアですら、そのことを認め、平和条約締結後に2島を日本に“引き渡す”ことを明言している)。

しかし「四島一括返還論」の代表的著作である本書を読んでも、国後・択捉については、やっぱりグレーであるとの印象を拭えなかった。たしかに、本書で述べられているように、戦後処理の矛盾や曖昧さから、国後・択捉がソ連(ロシア)に帰属するという法的な根拠は薄弱である。だが、逆にこれら2島が日本に帰属することを証明する根拠も必ずしも強固とは言えない。サンフランシスコ条約に定める千島列島に国後・択捉が含まれないということは米国によって追認されているのみである(その追認も冷戦下での米国による対ソ戦術の一環として理解する方が自然であり、客観性をもつ根拠とは言い難い)。

このグレーさが、四島一括返還を主張したり、二島返還論にブレたりと、日本政府の方針の一貫性の欠如に繋がっているのではないかと感じた次第である。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年10月5日に日本でレビュー済み
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①サンフランシスコ平和条約でソ連(ロシア)調印していないこと、②同条約第2条Ⅽ項目で条文上、千島列島の範囲を定めず放棄していること、③択捉・国後二島への我が国の領有権主張を早くからアメリカが追認していること、④択捉・ウルップ島間を18世紀終わり頃から帝政ロシアは境界と認識していたこと、⑤現代までの日露交渉経過等が忠実詳細に本書に記載されており、わが国が北方四島返還の主張することは正論正当・必要不可欠であることが判読できます。現在の様々な主張は、例えば、四島面積折版論・三島返還論・2.5島返還論・2島返還論・1.5島返還論及び全千島返還論では、領土問題の本質を見落としてロシアの思う壺であり、領土返還は「永久の零」島となるとも気付かされました。ウルップ島と択捉島の間に国境線が確定されることこそベストですね。
2013年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読んで、今まで千島列島=クリル諸島という自分の思い込みを見直そうと思いました。択捉や国後といった「北方領土」は「千島列島」ではなりますが、ロシア(ソ連)の「クリル諸島」には含まれていないそうです。
1945年2月、ヤルタ協定を結ぶときに、スターリンがフランクリン=ルーズベルト(ローズヴェルト)に、択捉島と国後島がクリル諸島に含まれるのかどうかを確認する場面があります。当時ルーズベルトは病身(二ヶ月後に死去)で体力が衰えていたため、アメリカ国務省が用意した日ソ(露)関係の厖大な資料に目を通さず、簡単に「そうだ」と言ってしまったそうです。この後、スターリンはわざわざ別室に移り、そこで「ハラショー!(やった!)」と大声で喜ぶという話がありました。

御存知のように、日本とロシアは1875年に樺太・千島交換条約を結びましたが、このときの交換対象になる「千島列島」には、すでに日本領となっている「北方領土」は含まれません。ですから、この場合は「クリル諸島」=「千島列島」になります。むしろ、この条約締結が両者の混同を招いたのかもしれません。

いずれにしろ、この本は、19世紀の初頭からロシアも日本も択捉島とウルップ島の間が国境という認識があったと主張したものです。

この本の全てを丸呑みするのは危険ですが、明確に国境線が引かれるようになる以前の国境認識というものは、史料を読み解き、文化の連続で探っていくしかないものです。その点、19世紀初頭からの国境認識については、充分実証していると思います。お読みになる方はこの実証部分をよくよく吟味して頂きたいと存じます。具体的な反証がないのなら、この本の主張は概ね正しいとしていいのではないかと思います。

さらにこの本では、千島列島のソ連への引き渡しを決めたヤルタ協定は秘密協定なので、締約時にその協定の存在を知らなかった国(この場合は日本)を拘束する力はないと主張しています。

最後に一つ、この本を読む前の高校日本史程度の補足をしておきます。

1951年のサンフランシスコ平和条約にソ連(当時)は調印をしていません。また、ヤルタ協定はカイロ宣言と違って、ポツダム宣言で履行を義務づけられてもいません。
そして、ヤルタ協定でのソ連の参戦や千島列島の領有は秘密協定で、日本の敗戦の翌年1946年に公表されたものです。しかも、このヤルタ協定が締結された1945年2月は、日ソ中立条約の有効期間中です。以上のことをふまえてお読み下さい。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年2月10日に日本でレビュー済み
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中公新書に出ていた木村汎先生の日露〜交渉史、12年振りに新版がようやく出た。
前回はエリツィン訪日直前までで話が終わっていたのであるが、
今回はプーチン訪日直前で終わっている(苦笑)
この先生の分析が聞きたかったのであるが…まぁ大体言うことは想像できるが。
で、前回と同様、本書は北方四島、色丹・歯舞・国後・択捉の全てが
日本に返還されるべきであるとの歴史的事実を詳述、
またその返還にされるべきとの前提に立って交渉過程などを説明していく。
従って、非常に豊富な知識かつ整頓された情報に基づいているが、そう新鮮な点はない。
またそのことが、本書を北方領土問題を考える上での最良の教科書にしている。
旧版のレビューでも述べたが、和田春樹氏の北方領土の本を当てにするのは止めたほうが良い。
彼は社会主義ソ連の憧憬を、強く引きずっているからだ。
真偽はともかく、二島返還論者であったとも言われている人物でもある。
ところで、本書が出版されて2ヶ月後に、中露関係の専門家岩下明裕氏の、
妥協的な領土問題の解決を提言した著書「北方領土問題―4でも0でも、2でもなく」が出版された。
読者によって考え方は様々であろうが、比較して読むと面白いので、強く勧めるものである。
前回に続いて、それも連続してロシア最高指導者の訪日を著書に含めなかったことが私としてはマイナスであった。が、それでも星5つとして良いであろう。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年4月11日に日本でレビュー済み
いわゆる「北方領土問題」は、日本政府の言いがかりにすぎないことは明らかである。
日本はポツダム宣言を受け入れて敗戦し、サンフランシスコ条約で独立を回復した。
サンフランシスコ条約では、日本ははっきりと千島列島を放棄している。
国後・択捉が千島列島に含まれない、というのは、「白馬は馬にあらず」という全くのナンセンスにすぎない。
いまだに4島返還などと言っている人がいること自体驚きである。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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